2016年9月26日の情報処理学会関西支部大会において,長田 剛典(M2)の1名が以下のタイトルで発表を行いました.

スマートグラスを用いた仮想空間への手書き情報共有システム(長田 剛典)

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近年,AR(AugmentedReality)の研究開発が進められている.ARは視覚的に情報を追加するという特徴から,ARによって作られた仮想空間上で広告やユーザ間の情報共有をするといった用途が挙げられる.全てのユーザで共有出来る仮想空間によって,見知らぬ人とのコミュニケーション支援となり得る.また,仮想空間に情報を表示することで,広告が景観を損なうといった問題を減らすことが出来る.ARはカメラやセンサを備えたスマートフォンのようなモバイルデバイスと親和性が高い.また屋外でARを利用する場合,モバイルデバイスを持ち歩くことが出来るという点で,利便性が高い.しかし,モバイルデバイスでARオブジェクトを表示するためには,表示したい場所に向けて,モバイルデバイスをかざさなければならなく,手が塞がるため操作の自由度が低下する.一方,ウェアラブルデバイスが登場し,中でもGoogleGlassをはじめとする透過型スマートグラスは,身に着けるだけで視界に仮想空間を重ねることが出来るため,ハンズフリーであり,また直感的な操作が可能となる.AR技術によって仮想空間に文字や図といった情報を追加する方法として,モバイルデバイスではタッチパネルを利用したキーボード入力が一般的である.スマートグラスでは,モバイルデバイスを含めた他の機器を利用して行われている.そのため,スマートグラスのハンズフリーである利点を失ってしまう.ユーザが手書きのような自由な軌跡で3次元空間へと情報を追加することはまだ研究段階である.本研究では,スマートグラスを用いた仮想空間への手書き情報共有システムを提案し,実装と評価を行う.