2018年3月13日~15日のIPSJ第80回全国大会2018において,西村 閣晋(B4),西牧 佑哉(B4)の2名が以下のタイトルで発表を行いました.

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AR技術によるネットワーク接続機器監視手法の提案(西村 閣晋)

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近年IoT(InternetofThings)技術の発展に伴いモノ同士の通信が発達し,利用するユーザは通信によるネットワーク接続状態や,各ネットワーク接続機器の状態を把握することが重要になる.例えば,Bitcoinにおいて,攻撃者が他者のコンピュータのリソースを遠隔で利用し,マイニングを行なっていることが問題となった.このようにユーザが意図しない通信の多発が予想されるため,今後,ネットワーク接続機器の状態を把握することがますます重要になる.しかし,現状のネットワーク接続は無線LANでのワイヤレス接続が主流であり,機器の通信を直感的に把握することは難しい.また,機器が攻撃された際,その機器のCPU負荷を調べることでこういった攻撃を発見することは可能だが,実際にはCPU負荷を調べるコマンドを入力し,その表示内容をユーザが理解しないといけないという手間が発生する.そこで本研究では,AR(AugmentedReality)技術を用いて,ネットワークに接続された機器をユーザが直感的に監視するシステムを提案する.

移動体の電波強度を利用した歩行者の位置推定精度向上手法(西牧 佑哉)

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近年,スマートフォンやタブレット端末の普及率の増加に伴い,それらの位置情報を用いた様々なサービスが利用されている.例えば,これらの機器をナビゲーションの為に利用することができるが,位置情報の誤差が大きいと目的地まで辿り着けないという恐れがある.また近年,車車間通信や歩車間通信など,自動車の安全性や運転手の快適性の向上を目的とした知的交通システム(ITS:IntelligentTransportSystems)の研究が行われている.歩車間通信によって交通事故を減らすことを考えた場合,お互いの正確な位置情報が必要となる.こういったサービスやシステムで重要となる位置情報を取得する手法として位置測位システムがあり,その中で最もよく利用されているのがGPS(GlobalPositioningSystem)である.GPSの位置推定精度は数mから数十mであるが,都市部では,GPS信号が建物による遮断やマルチパスの影響を受け,位置推定誤差がさらに増大するという問題がある.そこで本研究では,ITSの発展によって今後,車車間通信や歩車間通信が普及していくことを踏まえ,ビーコン及び車両の電波強度を利用した屋外における歩行者の位置推定精度を向上させる手法を提案する.