2020年12月10日のITSシンポジウム 2020において,中田 輝(M1),以下のタイトルで発表を行いました.

走行調停のための時空間グリッド予約を実現する仮想通貨利用マイクロロードプライシング(中田 輝)

近年,静的な地図上に動的な情報を重ね合わせた仮想的なデータベースであるダイナミックマップに関する研究が進められており,協調型自動運転車両の走行調停において重要な役割を果たすと期待されている.その応用として,このダイナミックマップを利用することによって,自動運転車がこれから走行をする経路の時間と空間を事前に予約し,他の車両を排除することでよりスムーズな走行を可能にする時空間グリッド予約という考え方を確立した.本研究ではこれを発展させ,ダイナミックマップでの時空間グリッド予約に料金徴収による優先度を設定し,仮想通貨を用いて予約を実現する仕組みを提案する.自動車が道路を使用することに対して料金を徴収することを指すロードプライシングという考え方が存在する.今回はこのロードプライシングの考えのもと,道路をグリッドに分割しそれぞれに値段を付け仮想通貨によって支払いを行うマイクロロードプライシングという方式を考えた.このマイクロロードプライシングをシミュレートするシステムを構築し,一定の条件下での処理時間の面で仮想通貨の性能を評価することで,実現の可能性を検証した.