1960年代に初めて商用となったメインフレーム(汎用大型計算機)は,専用のコンピュータルームに設置され,通信回線を利用して,1台のコンピュータを複数の人で同時に利用していました.1970年代になるとミニコンと呼ばれるコンピュータが普及し始め,1980年代になると,オフィースオートメーションやファクトリーオートメーションなどで,グラフィック処理や数値計算を行うワークステーションがLANで接続され利用されるようになりました.一方,1970年代後半から1980年代にかけて登場したパソコンは,1980年代後半から90年代にかけてインターネットで接続され,WWWの登場とともに,オフィースや研究室はもちろん,家庭にまで普及し幅広く利用されるようになりました.

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これからは,パソコンやスマートフォンなどの情報機器だけではなく,日用品・衣服・家電製品・自動車・建物設備など,世の中に存在するさまざまな「モノ」が通信機能やセンサを備えると共に,それらのモノがネットワークに接続されると予想されています.モノの個体情報を識別したり,そのモノが置かれた周りの状況を把握したり,そのモノ自体を制御することができる仕組みや概念のことを「モノのインターネット(Internet of Things)」と呼びます.この未来のインターネット技術である「モノのインターネット」の実現により,これまで認識できなかった現実世界に存在する多数のモノの状態や環境を瞬時に識別することが可能になり,クラウドコンピューティングとの連携も考慮し,世界全体として飛躍的に安全性・効率性・利便性・持続可能性の高い情報化社会の実現を目指します.