第102回ITS研究発表会に参加してきました!
こんにちは!M2の田牧です。
9/18~9/19に群馬大学で「第102回高度交通システムとスマートコミュニティ研究発表会」に参加しました。
今回の研究会は、ITS(Intelligent Transport Systems:高度交通システム)に関する幅広いテーマの研究発表が集まる場で、全国から研究者・学生・企業の方々が参加されていました。自動運転や交通安全、データ活用など、まさに「未来の交通」を考える最前線を肌で感じられる二日間となりました。
私の発表について
私は「自動運転車両の複数歩行者に対する意思提示のためのeHMI」というタイトルで発表を行いました。
eHMI(external Human-Machine Interface)とは、自動運転車が周囲の人間に「自分がこれからどう動くか」を伝えるための仕組みです。例えば、車両の外装にディスプレイやライトを設置して「どうぞお先に」や「こちらが停止します」といった意図を歩行者に伝える、といった研究です。
私の研究では特に「複数の歩行者が同時に存在する場合」を対象とし、それぞれにどう分かりやすくメッセージを提示するかを検討しました。単一の歩行者に向けた意思提示はある程度研究が進んでいますが、実際の道路環境では複数人が関わる状況が多く、ここに新しい工夫が必要になります。
発表後には多くの質問や意見をいただき、改めて研究の難しさと面白さを感じました。今後も得られたアドバイスをもとに研究を進めていきたいと思います。
群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)の見学
研究会の合間には、群馬大学の次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)の見学もさせていただきました。自動運転車両や実証実験の取り組み、シミュレーション環境などを拝見し、「研究を社会にどうつなげるか」を強く意識させられる時間でした。最先端の設備を目の当たりにし、自分の研究も将来的にこうした実証の場につなげたいと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました!